当サイトは、日本の犬が幸せになることを願い、そしてその世界が実現することを目指して立ち上げました。

 

私は数年前、トイプードル(♀)を飼っていました。

 

当時私は、彼女が散歩中に他犬に吠えまくり、リードを目一杯引っ張って歩くことに困っていました。

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彼女がそうなってしまったのは、無知だった私がペットショップから安易に犬を迎え、また犬にとって何よりも大事な社会化をまったくさせなかったからです。

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その結果、彼女は人や他の犬が苦手な犬になりました。

 

家の外の音に敏感に反応し、時々震えながら散歩をしていることもありました。

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私はその様子を見て「うちのコは性格がビビリだから」と言っていました。

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彼女が9歳のとき、ご縁あってドッグビヘイビアリストの田中雅織先生に出会いました。

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行動療法を用いたコンサルテーション。

 

犬と暮らす上でのアドバイス。

 

犬とはどういう動物かということを教わりました。

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困っていた愛犬の行動は、すべて飼い主の私が作っている、ということも。

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そして私は、困っていたのは自分ではなく、愛犬自身だった、と気づきました。

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その視点を持てたことで、見える世界が変わり、愛犬との関係はまったく違うものになりました。

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コンサルテーションを受けてから4年後、愛犬は亡くなりましたが、いまも思い出すのは、晩年の、犬友達と触れ合う穏やかな顔。

 

軽やかな足取りで、散歩を楽しむ姿です。

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人は飼う犬を選べますが、犬は飼い主を選べません。

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犬の幸せは飼い主にかかっています。

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自分の犬がなにを求めているのか、願いはかなえてあげられているのか。

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犬は人間の言葉を話せないから、完璧には分からないかもしれません。

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でも犬を幸せにするために、飼い主としてできることがあります。

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それは、自分の犬は「犬」であることを理解すること。

 

犬を犬として尊重し、犬の立場、視点になろうとすること。

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​私たち人間が、人間らしくありたいと思うように、そして人間らしく扱われないことが辛いように、犬だって同じです。

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犬らしく生きている犬は満たされています。

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そんな犬の姿を見て、嬉しくて、幸せな気持ちになる。

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私はそれが愛することだと思っています。

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犬の一生は、人間と比べたら短いです。

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その「時」の流れは、私たち人間の3倍とも7倍とも言われたりします。

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だから、一日も早く、間違ったしつけを見直し、罰を使わないトレーニングを行い、犬を迎えたらまず社会化をしてほしい。

 

社会化できなかった犬には、再社会化をしてあげてほしい。

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飼い主さんたちが、犬を飼おうと思ったときに、そして犬の行動に困ったときに、犬のことを正しく知るプロフェッショナルに迷わずたどり着いてほしいと思い、このサイトを作りました。

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日本の犬たちと飼い主さんたちにとって、当サイトが一助になれば幸いです。